2007年06月01日

迷路のむら。(奈良市)

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 奈良市内のとある村落内の小道です。道の突き当たりに倉が見えます。

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 倉の下には赤い花が咲き、

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その上では蝶々が舞っています。

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 小屋で突き当たってしまった小道は左へと屈曲していきます。

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 その傍らには小さな公園があり、さきほどと同じ赤い花と誰もいないブランコが宙に漂います。

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 公園の脇で道はまたもや、屈曲して、

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 一面の田んぼへと視界が開け村からはじき出されます。

 奈良の村落は田んぼに浮かぶ島のようです。島の中は自衛のために、敢えて視界が通らないような、屈曲をくりかえす街路がクモの巣のように走っています。僕が育った近くのむらもこのような風景でした。基本的にはT字路を次々と連鎖させて成立つ街路体系なのです。視界が効かないのでむらの中で何回も自転車どうしぶつかった記憶があります。なぜかぶつかる相手がいつもはじき飛ばされ、僕は無事なのですが。

 一面の田んぼに浮かぶ島は、その中で迷路と化すのです。新興住宅地で育った僕には迷路の村はとてもとても不思議で、たとえ物理的には侵入できても、なぜかどうしても入ることのできないように感じてしまう異界でした。

 久しぶりに入った知らない村落の中で、そんなことを思い出していました。迷路の村です。
posted by 遷都1297年記念事業協会 at 15:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 奈良の日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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