2007年04月16日

暴君な実利線。(奈良市)

01kukaku-gate.jpg

これはうちの近所の西大寺駅前の大規模な区画整理事業地です。

02kukaku-gateup.jpg

 奥に見える2棟のマンションがたってる当たりはもうすでに道が開通してますが、そこから北側はまだ工事中です。

 この場所、はっきりとは思い出せないですが、僕が子どものころは一面田んぼでした。

 「赤窓005」で、
http://dnaruakamado.seesaa.net/article/38368893.html
平城宮跡の朱雀門から伸びる観念的な軸のお話を紹介しましたが、この区画整理のラインはそんなのではなく100パーセント実利的な軸です。

 しかし、開通前のヴォイドなせいか、ある種の観念性を感じてしまいます。なんだか嫌な観念性ですが。

03kukaku-michikireme.jpg

 さて、この道の先ですが、いまはあるところでアスファルト舗装が途切れています。

 ここからは何処に向かうのでしょうか?この先をたどってみましょう。

05kukaku-kita02.jpg

 ここまではひたすら直線的に伸びてきてましたが、どうやら彎曲していくみたいです。

06enseki.jpg

 思いきりカーブがかかってます。

07enseki02.jpg

 さらに切れ味するどく曲がりだして、、

08michi-nagaya-he.jpg

 ん!?

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 おい、おい、、ちょっと待てよ。何処にむかってんねん。

 思いっきり、この木造長家に向けて、ホーミングミサイルみたくなってるではないですか!?

10nagaya-gun.jpg

 ここは、この木造長家だけではなく、まるで忘れ去られた島のように、いくつかの農家の建物があります。

 駅前の商業ビルと、背の高いマンションの影に隠れるかのようにひっそりとした佇まいなのですが、そんな中に、ギリギリまで「区画整理ホーミングミサイル」が迫ってきてるのです。

11nagaya-gun02.jpg

 実利的な線。こんな線に不条理にもかき消されたいくつもの生活や大地の物語りがあるのです。

 この暴力性に、さきほど嫌な観念性の臭いをかぎとったのかもしれません。

 実利な線は、嫌な嫌な、暴君であることがしばしばなのです。
posted by 遷都1297年記念事業協会 at 14:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 平城京の風景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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