現在の境内と、創建時のスケールの違いを南大門イメージとの重ねあわせで示しましたが、平面的にはどれくらいの違いがあったのでしょうか?

これは大安寺境内を描いた古図です。境内南部には東西の塔がそびえたち、威容を放っています。確かにすごい大伽藍です。
さて、現在の境内はというと、、、

図のピンク色の部分です。かつての伽藍の中心軸(南大門、中門、金堂、講堂、、)をはずした西脇にちょこんと現本堂が東面してあります。
でもこれだけではかつての大伽藍と比較できないので、両者を重ねあわせた図を示すと、、

このようになります。現在の境内が無茶苦茶かわいらしいです。
かつての中心ゾーンがヴォイドになり、中心軸も90度廻転して東西軸へと変換されてます。西大寺を思い出すような空間変容です。
というわけで、大安寺伽藍のいまむかし、でした。


