2007年06月20日

抵抗のえぐれ(橿原市)

yoheki-zenkei.jpg

すさまじい高さの擁壁です。上に見える戸建て住宅の大きさと比較すれば、その巨大さがよくわかると思います。

yoheki-minami.jpg

 上からみるとこんな感じです。なんだか、綺麗に田んぼのかたちに沿って、擁壁が立ち上がっています。

yoheki-kitagawa.jpg

 さて、180度視点を回転させて北側を見てみましょう。
田んぼの奥に、畑のようなものが見えます。

teiko-hatake-fukan.jpg

 この畑形状に沿って擁壁がえぐれています。
もちろん、これはあとから、擁壁がえぐりとられたわけではありません。

 もともとあった丘陵を宅地用に造成する際、この田んぼと畑は、立ち退きを断固拒否したのでしょう。その抵抗が、そのまま擁壁のかたちとなってあらわれたわけです。図解すると、、、

yoheki-axome.jpg

 こんな感じです。

この田んぼと畑からもともとあった丘陵がどんなかたちで連続していたかは、もはやわかりませんが、なんてことなく見える平凡な宅地風景と、かつての田園風景の不連続が、強烈に可視化されて、ここにあらわれています。

yoheki-kitagawa.jpg

 この切断面に、時空の捻れを感じてしまいます。そんな巨大な擁壁のある風景でした。
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posted by 遷都1297年記念事業協会 at 17:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 大和盆地南部の風景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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