2007年06月19日

対称の闇?(明日香村)

hitaisyo01.jpg

 とある廃虚です。こんな言い方どうかとは思いますが、まるで断面模型のようにバッサリ崩れ落ちてしまってます。

 さて、この廃虚の有り様はすさまじいといえば、すさまじいですが、特に特殊な廃虚というわけではありません。ただ、そのお隣には、、、。

hitaisyo-02.jpg

 むっちゃ、素にふつう〜に、すっきりと現役の家が建っています。
この家、隣の廃虚の住人がここに新築したのか、それとも、もとからいた隣人なのかはわかりません。

 でも、対称的にまったく様相の違うものが配置されてるさまは何ともいえず不思議で奇妙な感覚を覚えます。

 双児の家の、他方がいつの間にか翳って、闇をたたえて沈んでいき、一方はただただ、綺麗にそこに在り続けるみたいな、、。そんな
妄想が襲ってくるものです(僕だけか?)。

 とある風景に、「対称の闇」を見てしまいました。

 
posted by 遷都1297年記念事業協会 at 21:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 大和盆地南部の風景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月20日

抵抗のえぐれ(橿原市)

yoheki-zenkei.jpg

すさまじい高さの擁壁です。上に見える戸建て住宅の大きさと比較すれば、その巨大さがよくわかると思います。

yoheki-minami.jpg

 上からみるとこんな感じです。なんだか、綺麗に田んぼのかたちに沿って、擁壁が立ち上がっています。

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 さて、180度視点を回転させて北側を見てみましょう。
田んぼの奥に、畑のようなものが見えます。

teiko-hatake-fukan.jpg

 この畑形状に沿って擁壁がえぐれています。
もちろん、これはあとから、擁壁がえぐりとられたわけではありません。

 もともとあった丘陵を宅地用に造成する際、この田んぼと畑は、立ち退きを断固拒否したのでしょう。その抵抗が、そのまま擁壁のかたちとなってあらわれたわけです。図解すると、、、

yoheki-axome.jpg

 こんな感じです。

この田んぼと畑からもともとあった丘陵がどんなかたちで連続していたかは、もはやわかりませんが、なんてことなく見える平凡な宅地風景と、かつての田園風景の不連続が、強烈に可視化されて、ここにあらわれています。

yoheki-kitagawa.jpg

 この切断面に、時空の捻れを感じてしまいます。そんな巨大な擁壁のある風景でした。
posted by 遷都1297年記念事業協会 at 17:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 大和盆地南部の風景 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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